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2019年の総括

本日、2019年の営業最終日。

午前中、法人税関係の提出準備が完了。前期の経営状況について、税理士の先生とお話する最終日でした(10月が決算月で、申告は12月末までなのです)。全ての数字をお見せしますので、丸裸ですね。創業にも詳しい先生ですが、「よかったんじゃないですか」と言っていただけました。会計ソフトを使っていることもありますけれども、特にまだ立ち上げだから、先生は自分でやりなさいとおっしゃるのでしょう。どこが無駄か、自分でやるから分かります。処理に迷うところは先生に聞いて記帳して、決算は先生にやってもらいます。

12月はとにかく数字と向き合う月ですが、会計をやっているといろいろなことが分かります。

小さな違和感は大きな違和。一つの事柄について、すごくプラスの素敵なものに見えるけれど、その何倍ものマイナスが潜んでいないか? 小さな違和感は、それを教えてくれるものです。小さな違和感を絶対にないがしろにしてはいけないというのは、今年一番学んだことかもしれません。

その後、すぐに急きょのお打ち合わせへ。全く予期しないつながりから、2019年の弊社の業務をすべてつぎ込んでつくるような制作物のお話でした。この制作物を一番よきものにできるのは弊社だと思います。見えないところで、良くも悪くも弊社は注目していただいている。

2019年の最終日にそのお話が立ち上がる。不思議な気持ちです。

帰りに、申告書を発送して、法人税その他を納めて企業としての今年の義務を完了しました。

この1年は、とにかく現実と向き合う日々でした。1期目は分からないことばかりで、崖を登るときに下を見るのが怖いという心境だったと思います。その恐怖から逃れるために、見なければいけないものから目をそらしていた。自分がどこまで来ているのかを、認めることをしなかった。

今年は、そのツケを払うことでいいことでも悪いことでも現実に向き合い、

本当に大事なものは何か、

本当にやらなければいけないことは何か、

年の最後まで、突きつけられては判断しの繰り返しでした。

1期よりは私も慣れて、ひたすらこなすというよりも思惟に集中する時間が増えました。それは同時にかなりの時間、悩み思考する時間が多かったということです。

今日、手がけることになった制作物に象徴されるように、「何か楽しそうなことをしている人たち」では済まない。今年は冊子を何冊も作りました。そのことで信頼を積み重ねたとともに、作れば作るほど、重い社会的責任を負うのだと痛感しています。

弊社は企業の大事なことを、編集、執筆、デザインで分かりやすく社内外に伝えることが仕事です。弊社しかできないのは、弊社がするべきことは、編集である。

それぞれに立つべきフィールドはあって、弊社が立つべきフィールドはそこなのだと。たくさんの勘違いをしながら、迷いながら、いるべき場所が分かりました。

フリーペーパーの休刊が相次ぎ、ウェブメディアからプロが撤退し記事レベルが落ちる傾向もある。厳しい流れですが、弊社にしかない生きる術を持っているという確信もあります。

今の気分としては戦場をなんとかくぐり抜けて、満身創痍ながら生き延びたという感じ。周りも無傷ではありませんでした。全てを守ることはできなかった、苦しい思いは非常にあります。何かでお返ししなければと思っています。

このあたりでようやく、立つべき場所が見えました。

現実をまっすぐに、また裏表から見て100を100と正確に分かるようになったことで、いもしない敵と戦わなくてすむようになりました。

すると、人や世間は思っているよりも自分に優しいものなのだと感じるようになりました。これまでと、景色が違っていて、自分も1年前、2年前とは違う人のように思える。

1年、2年前まで講演やプレゼンなどを結構していましたけど、つまらないですよあれらは。社会を何も知らない人の話ですね。趣味の延長のような。

最近は講演はしていませんけど、今年の私の七転八倒のほうが、よほど聞く価値があると思います。

そんな私に巻き込まれながらも、怒らず、お付き合いくださった皆さま、本当にありがとうございました。

来年は、弊社しかできないこと、編集制作に集中していきます。立つべきフィールドで、育つことができる土壌で、大きな実をつけて皆さまにお返ししてまいります。来年も何卒、よろしくお願いいたします。

原田あやめ

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