社長ブログ

創造×AI(1)

ブログを復活したというのは、個人的、情緒的なことを書こうと思ったわけではなく(書きやすいのでつい筆が走るのですが)、業務に関わる知識や見解などをお伝えしていこうと思ったからです。

最近、AI開発に関わる案件でお問い合わせが増えており、まずはここから書いていこうと思います。

私は数年間、音声起こしを専門にしていた時期がありまして、録音した音声を「意味のある発言」「意味のない発言」に分類して書き起こし、それを議事録や記事にまとめるという業務を研究機関や大学等から受託していました。

『たまきたPAPER』を発行して、情報誌制作が業務のメインになってからもぽつぽつとそういった依頼はあったのですが、ここ数年、AI音声認識システム開発に関わるご依頼が増えてきました。

こういった業務を行うにあたって思うのは、AIは人間の創造なくて発展しないということです。

人間の発話をAIに蓄積していくにしても、勝手にあちこちから録音して歩くわけにはいきませんし、それを単純に記録していけばよいわけでもありません。

弊社ではAI開発のために言葉をデータ的に分類するだけではなく、人が人の発言を感覚でもって整理し、まとめていくという作業をしています。そのほかにも、詳しくは言えませんがAI開発のために作家のようなことをしていることが多いのです。これはなかなか面白い仕事です。

AIとは単純にビッグデータの蓄積で育っていくのかと思っていたのですが、人間のクリエーティビティーがAIを育てています。

人間に取って代わってAIが担っていく単純作業はいろいろあるでしょうけれども、AIに人間の創造が不可欠な場面はたくさんあります。

AIの発展により、さらにさまざまなAI開発が求められ、それを発展させるために人間は創造的であり、情緒的であることがますます求められる。

AIがより人間らしい創造的な仕事をつくり出しているとも言えます。

その先には、AIによって単純作業を効率化し、自分のやりたい創造に注力できる未来があります。実際に会社運営のさまざまな場面で、この自動化があるから経営していけると思う場面がたくさんあるので、確信できるのです。

AI礼賛をしたいわけではありませんが、AIに仕事を奪われると怖がっている若い人がいると聞いています。そんな人たちに、「なくなるものがあっても、生まれるものがあるから大丈夫だよ」と言いたいのです。

原田あやめ