社長ブログ

紙のみぞ知る(2)図書館礼賛と図書除菌機

一昨日は打合せ場所に早く着いたので、すぐそばの図書館に10分だけ行き、入口の目の前に配架されている特集展示の本を中心に借りました。

オンラインの「おすすめ」より楽しくて早い

この特集展示がぞくぞくします(そういう病気です)。書店に行くときもそうですが、テーマに沿った本が棚に並べられている姿に美と知を感じます。

Amazonでも「おすすめ」が出て来はするのですが、ある程度自分の嗜好や志向が検索・閲覧履歴から判断されてきたものです。図書館や書店では、数ある本の中から、本のプロが世相を読みつつ、自分の中に今ない視点で選んだ本を並べているのです。これも、前回も書いた「外から来る情報」。この「自分の外から来る情報」「外から来る知」が大きな喜びになるのだと思います。そういう仲間募集中です。

そしてなんと無料です

そうして「はい、こういうのを今読んでみたら」と差し出された(特集展示された)本を、今すぐ、手に取って無料で読めます。

…え?? いいんですか? 無料ですか??

そう、図書館は! 本を無料で読めるのです。 

当たり前ですよね、図書館とはそういうものです。でも身の回りに、こんなにあちらこちらに建っていて、わりと長い時間空いていて、倉庫には昔の本も山ほど保存されていて何か無料で借りられる場所ってありますか? 究極にマニアックなものもたくさんありますよ。大きな写真集も見られますよ。移動図書館なんていうものもあります。日本各地で、車で本を持ってきてまで「無料でどうぞ」と貸してくれる娯楽がありますか? ありません! これは当たり前ではないと思うのです。

私は本好きで良かったと思うのです。一番好きなものを「どうぞどうぞ」と借してくれる場所が自治体ごとにあるような国に生まれてよかったと思うのです。小学生のころから図書館は、いつでも私を受け入れてくれたのです…!

図書除菌機なるもの

…と、打合せ15分前に考えながら本を借りようとしましたら、カウンターの方が「もう除菌機はお使いになりましたか?」とおっしゃいました。

「除菌機…ですか。知りませんでした(どんなのだろう…)」

「よかったらご案内しますよ」

「じゃあお願いします」

と距離を保ちつつ、ご案内いただいたのがこちらです。

館内撮影禁止ですが掲載許可をいただきました

詳しい使い方はこちらのページから。簡単です。

本を開いて置いて、紫外線で除菌、ほこりを飛ばす、消臭する、なるほど…。

電子レンジぽいので1分かかりそうなイメージでしたが30秒で完了。結構すぐ終わります。

新型コロナウイルスの感染が拡大していることもあって導入されたそうで、使ってみてくださいと(距離を取りながら)わざわざご案内いただきまして、その方のお顔がなんだかうれしそうだったのです。

こういう状況下だからこそ本を読んでほしい、図書除菌機があると分かったら、もっと本を読んでもらえるかも…という希望や期待が溢れている気がして本好きとしては何かとても印象に残ったのです。

(あとから伺ったところによりますと、東大和市立図書館としては利用者の皆さんに「除菌に対する意識を持っていただきたい」という思いもあり、除菌機を設置しているそうです)

私が本を借りたのは東大和市で、中央・桜が丘・清原図書館に設置されているそうです。感染拡大状況によっては今後、開館状況が変わることもあり得ますが、図書館は開いているけど本に菌が付着しているかもしれない…と不安で読めない方にとって図書除菌機があることは安心材料になるのではないでしょうか。

さて、「紙のみぞ知る」とはいえ電子なら本に触らないからもっと安心じゃないか…ということに関しては、次回「五感で感じる紙(仮)」というテーマで触れたいと思います。紙で読むから感じられることがあります。

(ちなみに弊社発行『たまきたPAPER』、東大和市立中央図書館の2F、リファレンス室に保管していただいていまして、創刊号から全刊、閲覧可能です・宣伝)

突然ですが最近読んだ本を語ります

そういえば先日読んだ「騙し絵の牙」(塩田 武士 著/KADOKWA)という本で、電子図書館の登場に出版社や作家が戦々恐々としているという話がありまして、この本は編集者が主人公なのが、またはまってしまうところなのですが、俳優の大泉洋さんが主人公を演じる設定で最初から書かれた「あて書き」という手法でして、この本を原作に3月、映画も公開されるんですね。それと著者は元新聞記者の方なんです。ここがまたライターでもある私としてはツボでして……。

本の話をしたら止まりませんので、私のおすすめ本もブログで書いていきましょうか? いらないですか? 皆さんがいらなくても、ここは私の居場所なので勝手に書きます! 読んでやってもいいと思ったら、また遊びに来てください。図書館についてもまた書くと思います。それからこう書いていたらやりたいイベントができました。早く新型コロナウイルスの感染拡大が収束して実行できますように。

原田あやめ