ブログ

「原稿制作が最終校正まで終わること」の言い方4つ

この業界では「原稿が仕上がって印刷屋さんに渡す段階になること」には言い方がいろいろあって、

 

校了 最終校正まで完了する

下版 印刷屋さんに原稿を下ろす

入稿 印刷屋さんに原稿を入れる

製版 版を製作する

 

編集者の手から最終原稿が離れるのでホッとするのは皆同じなのですが、最後の「製版」は随分昔に求人広告会社で使っていた言い方。

このころは、マス目の入った原稿に手で広告枠とテキストを書いて、イラスト集からコピーしたイラストを切り貼りして、制作室に渡して、それを元に制作さんが版下を作って、それを組み合わせて版を作っていた。私たちが原稿を出したあとに、「版を製作」するところに回すので、原稿が手を離れるのが「製版」なわけです。

他の言葉も同じようで、ちょっとずつ時間軸が違っていたりするのですが、私はだいたい「下版」という言い方をします。

 

これが一番、原稿が手を離れた感じがするんです。

 

それで、あさってが、『たまきたPAPER』春号の下版です。

下版2日前に、初稿が仕上がっている。おめでとう。

 

まあ毎号毎号、ギリギリまで原稿をいじっているので珍しいんです。というのも、すでに他のものも下版が迫っているので何がなんでも明後日入れなければならないから。

 

そんなわけで今日、すべてが埋まって初稿であって初校なんですが、よくできました。

 

まだこれから私が一回見て、明日校正さんが来て2校なので直すところがあるはずですが、でも、今の段階でよくできてると思います。毎回、思います。

 

かなり多くの人とやりとりをして目が回る日々ですが、すべてがまとまった、原稿をジロジロ見る。これは趣味ですね。充実感がすごいです。この瞬間があるから、苦労を苦労と思わないですね。ここに至るまでの過程ですから。そこまでの大変さがあるから、この瞬間がある。だったら大変だった方がいい。

「いいねー! いいねー! うまいね!」

って一人で言ってます。

 

そこへ別件のインタビュー3本の初校戻し(最初の原稿を送って、確認して戻してもらうこと)が来ました。

「読みやすく、素敵にまとめていただいてありがとうございます。出来上がりが楽しみです」

 

「ですよねー!」

 

とかさらに喜んで一人で言ってます(アシスタントさんもデザイナーさんも今日は出勤してない)。

 

ここからまた、細かいところを見ていきますので油断なりませんが、とにかく今回もちゃんとお届けできそうです。

 

そういえば、業界用語みたいなものを、今回の春号にも入れましたよ。私が結構、好きな言い方で、情緒があります。どうぞ見てみてください。表紙は明日かあさって、公開しますね。

 

一つ、業界用語というか日常でも役立つ豆知識。

 

「たりたり」という言い方のルールがあります。

「〜たり」は2回以上をセットで使うルール。

 

×「駅前でご飯を食べたりする」

 

○「街でご飯を食べたり映画を見たりする」

 

「〜たり」2つの動詞を並列する言葉なので、動詞が二つないと日本語としておかしいということです。

 

これでちょっと皆さんの文書がライターに近づきました(?)。

 

さて原稿、見直したり赤字を入れたりしてきますね。

 

原田あやめ

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る